島の美容室 | No.15

説明

●作品紹介
400人が暮らす沖縄の離島。この島には長い間美容室がなく、島民は船に乗りわざわざ那覇まで髪を切りに行っていた。六年前に一人の男がこの島を訪れ数日間滞在していった。二ヶ月後、男はまた島に戻ってきた。男は美容師だった。彼は島の集落に美容室をつくり、毎月10日間ほど茨城県から島に来て島民の髪を切るようになった。島の人々はもう髪を切りに那覇まで行くことはなくなった。やがてその美容室は島の人々の憩いの場となっていった。
福岡耕造が、その美容室にくる島の人々のポートレート、島の心象風景、島民の生活などをドキュメントを撮り下ろした。
また、写真集『島の美容室』としても2014年3月に刊行。

●作家プロフィール
福岡耕造　フォトグラファー
1960年長野県松本生まれ
東京造形大学デザイン科卒後、渡英し英国全土を撮影。
1990年帰国、フリー写真家として活動を始める。
広告、出版の多くの撮影を手がけ、独自のテーマで作品を発表し続ける
主な著書:「ビートルズへの旅」(新潮社/リリー・フランキー共著)「HYの宝物」(朝日新聞出版)など